すずたつからのお知らせ

元ウィルコム名誉会長の稲盛和夫さん

元ウィルコム名誉会長の稲盛和夫さんが他界されました。
日本航空の方々にとっては稲盛元会長なのでしょうか。
様々な会社を立ち上げ、様々な会社の事業再生に取り組まれたので多くの肩書があったと思います。
しかし私にとってはウィルコムの名誉会長でした。
20代の時に読んだ「実学」で会計の大切さを理解して経営者に憧れ、いつか稲盛さんが経営に関わる会社で経営者として働きたいとガムシャラに働きました。
ウィルコムに転職して40才の時に役員になりました。
初めて役員会議室に入り、稲盛名誉会長と同じ経営会議に参加した事、その時の緊張は今でも忘れません。
非常に質問も厳しく、「経営者として、責任者として何をすべきなのか」と言う根本的で抽象的な質問が印象的で当時、末席の私には社長との質疑応答が理解出来なかったのが正直なところでした。
しかし自分なりに必死で経営を学び、企業再生が終わり会社を去る時には、意味が分かるようになりました。
私はウィルコムの倒産、再生を経験した後にビジネス界を卒業して政治の世界にいます。
時代も良かったのかもしれませんが、稲盛さんはセラミックで革新的な技術と産業を生み出して、携帯電話会社を作り、日本の航空産業の経営のあり方まで変えました。
1人のリーダーが多くの産業を作り再生させました。
我が国も新しい産業や革新が求められます。
また私が議員として働く東村山市においても産業が求められます。
リーダーの役割とは何かを考えさせられます。
日本のビジネス界で多くの産業を残して頂いた稲盛名誉会長の御冥福を心より祈念致します。

追伸
今夜は決算特別委員会の資料読み込みでしたが、久しぶりに読み直そうかと思います。
本を出したら、ウィルコムの社章と名刺が出てきました。
色も落ち錆びついた社章を見ると時の流れを感じます。

鈴木たつお名刺
元ウィルコム名誉会長の稲盛和夫さん
ウイルコム

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